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執筆者の写真ナマケモノ事務局

ナマケモノ・天水棚田部の田植え報告 川崎浩



昨年に引き続き,2023年も田植えをしてきました。

「天水棚田」というのは,千葉県鴨川市釜沼にある棚田です。山の上の方にあるので,雨水だけが頼りの田んぼです。その田んぼの一部をナマケモノ倶楽部の田んぼ部の何人かで借りて,田植えや草刈り,刈入れなどのお世話をして,収穫したお米をいただくという活動です。


わたしは昨年も参加して,収穫したお米はもちろんいただき,そのうえ,この棚田の一部で作っている酒米から醸造された日本酒も飲ませていただきました。寺田本家という酒蔵で作っていただくらしいのですが,これがものすごく美味なんですよ。日本酒好きの方には絶対オススメします。一度ぜひ飲んでみてほしいです。しっかりと濃くがあってほんわりと甘くてなんともいえない美味しさがこみ上げてくる感じです。




いけない,田植えの話でしたね。

田植えは5月3日でした。大型連休の最中とあって,道路は滅茶苦茶混んでいたみたいで,田植えの始まりに間に合わない人が続出で,昨年に比べるとちょっと少ない人数での田植え開始となりました。


写真のとおり,周りを森に囲まれた棚田です。天気もよく,鳥はもちろん,カエルなんかも気持ちよさそうにゴロゴロと鳴いています。帰るなどの虫だけでなく,わたしたち人間にとっても本当に気持ちの良い一日となりました。森の木々や野生の動物や虫たちに囲まれて一緒にいるということが本当に心地よいです。


田植えは,おたまじゃくしがいっぱい泳いでいる田んぼに手を突っ込んで,稲の苗を数本ずつ泥の中に差し込むということの繰り返しです。手も足も田んぼの泥土まみれですが,これがなかなか気持ちがいいのです。人間はやっぱり土から離れて生きていてはいけないのではないかと,しみじみ思います。土が育てるお米を食べて育って,やがて土に還るのですから。


わたし自身は都会のマンションぐらしですが,今年も秋まで自分の手で植えた稲が,千葉の棚田でしっかりと元気に育ってくれることを願いつつ,ときどき,どんどん大きく育っていっているであろう稲たちのことを想って生きていこうと思います。

さあ,つぎは草刈りだ。また元気に田んぼに行きますよ。







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