6月に入り、ほとんどの学校も再開されましたね。コロナを機に、働き方、暮らし方を考え直す動きが、特に都会に暮らす人たちに広がるなか、宮崎県の最南端、串間市に暮らす藤岡亜美さんから、あたらしい家族?が増えた、にぎやかな暮らしぶりを綴った便りが届きました!(事務局)
ど田舎の流行発信地ここ市木では、種まきや養鶏やパン作りが流行っています。男子がお花を摘むのも♡
春休みに鶏を飼おうと話し合って、自給&セルフビルドをしてるりょうこ先生に、入れ替える予定だった鶏を分けてもらいました。餌の配合や捕まえ方など、基本的なことを習い、なんて名前をつけるか話し合いながらの帰り道、卵を1パックを買いそうになり、子どもたちに突っ込まれました….
クリスマスにはどんな料理にするか(え?!)話しあいながら、漁師さんに網をもらってゲージを作りました。坊主の少年は「イタチに食べられませんように〜」と神社風にご祈祷までしました。
翌朝、卵が二つ産まれました。子どもたちが「生んでたよ」って持ってくる卵の嬉しさは100倍!与那国馬のシマも仲間が増えて嬉しそう。
友だちひき連れて早々に帰ってくる鶏の母たちは、その後ステイホーム期間に解禁になったインターネットで、発酵飼料の配合を調べて実践したり、インパクトドライバーで柵を補強したり、夜寝る小屋は高床式にしたり、卵料理を研究したり(ちなみにたまに買った卵を5個とか割ってると「母ちゃんは命をなんだと思ってるの!?」と怒られます笑)….と工夫。
お家に居ること、つまり、生きてゆくための仕事にも、楽しい学びがあることを発見してしまったようで、3年生のひらくは自分で決めて、週1学校を休んで自分で段取って過ごしてます。今の時代に必要なバランスかも!!
そんな子どもたちが蒔いた種で、庭のサラダバーは、毎日食べ放題。ルッコラ、おかひじき、レタスが豊作で、もうすぐディルとアスパラも。そこに、友産友消のごうやぎファームのトマトや、コロナ支援購買で買った生ハムや、台湾とフェアトレードしてる馬告や、グリンコープのサーモンやその辺の桑の実を合わせてます。
#友産友消
ご近所の陶芸家家族、『余白』のまほちゃんに習った、スペルト小麦&天然酵母のパン作りで、パンやベーグルも美味しく焼けるようになってきたので、裏庭でつないでいる辻信一さんからのスペルト小麦の種を、小麦畑にできる日を夢見ています。
最近見ていた福岡農法のYoutubeオススメです。
エクアドルの若者たちにとっても、FUKUOKAさんはヒーローだった。
片方の軸足を、こんな風に地球において、生きれたら良いな。
藤岡亜美
スローウォーターカフェ有限会社代表。ナマケモノ倶楽部理事。辻信一ゼミの学生時代からエクアドルで活動、東京都やetic.主催の社会起業家コンペで受賞し、フェアトレード企業を設立。とくにサリナス村とのチョコレートづくりは全国紙一面トップになるなど、カカオ市場、フェアトレード運動を牽引。エクアドル生産者に学び、森林農法や地域での環境教育を実践するため宮崎県に移住。ビジネススクールや大学の非常勤講師もつとめる。「友産友消」いいだしっぺ。
共著『日本のフェアトレー ド』『エクアドルを知るための60章』(明石書店)『9をまく』(大月書店)ほか。
インスタグラム amithesloth
スローウォーターカフェ https://www.facebook.com/slowwatercafe/
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