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執筆者の写真ナマケモノ事務局

[new-slothml:436] ソウル1日スローツアー

みなさん。アンニョンハセヨ!! 韓国在住、ナマケモノ倶楽部の理事の鈴木あゆみです。 ハンサリム生協スウォンで組合員と生産者をつなげる活動を企画する理事の仕事もしています。 最近の出会った韓国の面白いコト、場所について、お伝えします。 その名も「ソウル1日スローツアー」!!

 

<その1:ゼロ・ウェイストショップ「アルメン商店」>

ソウル駅からすぐそばに、ゼロウェイストショップ アルメン商店@almang_market)の2号店ができ、先日いってきました。ソウル駅の屋上庭園にあり、1号店よりも品数は少ないですが、カフェやペットボトルの蓋を使って体験講座もできるスペースもあり素敵でした。


アルメン商店のマネージャーさんであり、韓国でいまやゼロウェイスト運動で知らない人はいないと思われるほど話題のクムジャさんにも偶然お会いでき、お互いの近況確認を短い時間でしました。またアルメン商店イチオシのハイビスカス+ジンジャー+ザクロの入った「アルメンエード」をご馳走してもらっちゃいました^^♡






一昨年、クムジャさんをスウォンにお招きして講演会を行い、ハンサリム生協の組合員とゼロウェイストに関連した活動をいくつも行った結果、ついに9月から、地元スウォンのゼロウェイストショップとコラボして、ハンサリム生協のお店にポップアップストアとして開店することになりました。このこともクムジャさんとアルメン商店の活動家の方にも伝え、次回はスウォンでの再会を約束しました。


*この日、私が着ていた花柄のシャツは昔母が着ていたもの。クムジャさんもYouTube で紹介していたけれど、新しい服をつくるには大量の薬品と水が必要なので、できるだけ服は捨てずに、また次の代へとつなげて着ていけたらなと思います。

 

<その2:農夫市場マルシェ 小麦ラウンジ>



ソウルの仁寺洞にあるKOTEで開かれている農夫市場マルシェ「小麦ラウンジ」@marchefriends)にいってきました。韓国内の各地域にある在来種小麦を集めて、見た目も美しく展示するマルシェはさすがです。ここでも偶然にマルシェの企画者であるイボウンさんにお会いでき、びっくり! 一緒に行ったウンジンさんもボウンさんも、いまから十数年前に私が大学生の頃からつながっている活動家。もちろん、2人ともナマケモノ倶楽部とのつながりも深く、辻さんの大ファンです。

展示会場隣の素敵なカフェに連れていっていただきお茶をご馳走になりながら、イボウンさんから小麦についてのレクチャーも受け、贅沢な時間でした。また展示会場で「今日のパン」として売っていた全粒粉パンと、プレゼント用に持ってきたあんこ(義両親が育てた小豆とオーガニックの砂糖で煮て作った)をはさんだ即席おやつを3人で試食。全粒粉パンにマッチしていてとても美味しかった!マルシェでは、小麦の量り売りにも挑戦。済州島の黒小麦、全羅南道のホラサン麦を買い、いまからどう食べようか楽しみ。

ボウンさんのレクチャーにもあったけれど、小麦を食べると消化しにくいなどの症状は、小麦自体のアレルギーだけではなく、小麦を育てるまた加工する段階の農薬や交配などの栽培方法に問題があるとの見解があります。

韓国だけでなく、世界各国の在来種を守るには、また生産者を応援したいなら、一生懸命食べなくちゃ。それから、在来種について知らない人と話すことも大切。マルシェのyoutubeもあるみたいなのでみてみようと思います。


 

<その3:カフェ キュン>


ソウルの景福宮の西側、韓国の大統領官邸である青瓦台そばにある「発酵食料品カフェ キュン」@grocery_cafe_qyun) にいってきました。カフェ キュンは、発酵をテーマにしたカフェで四季折々の素材を使った発酵食品やお料理をカフェで食べたり、一部の発酵食品はテイクアウトすることもできます。

カフェの名前のキュンは、韓国語の菌(キュン)という発音からきているそうです。歴代大統領が植えたという韓国の国花である木槿が満開の公園を通り抜けると、きれいなベージュ色の建物1階にカフェ キュンがあります。偶然にも、カフェ キュンのマネージャーのスヒャンさんにお会いでき、久しぶりの再会でお互い日本語で近況を話すこともできよかったです。


カフェ キュン。本当に美しいところでした。物理的に美しい空間というだけでなく、提供される食事のひとつひとつもとても美しかったです。この日はソウルで有名なイタリアンシェフ @accah_accah とのコラボメニューだったのですが、全て発酵食品が使われていてアンティパストは一口食べるごとに香りと食感が素晴らしく、在来じゃがいものチップスはイタリアの大聖堂のステンドグラスのようで、紫蘇ペーストと白身魚を食べると日本の想い出がちょっとよみがえってきたり、スペルト小麦が入った茄子のグリルは小麦のプチプチした食感と茄子の柔らかさがたのしい一品(逸品)でした。






いま、全世界で菌に対しての疑心感がつのっていますが、カフェ キュンのように私たちのカラダ、また大地によい菌や発酵食品を日常生活でも積極的にとっていくことはとても重要だと感じました。

あぁ、キュンに胸キュン♡♡^^笑

また必ず訪問したいカフェ、ナンバーワン決定!! 以上、ソウル1日スローツアーの報告でした。


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