『魂がふるえるような喜び』を経験したことはありますか?
10月28日(土)、定員80名というアットホームな会場で開かれた「鈴木重子withウォン・ウィンツァン&ウォン美音志 たまふるコンサート」。そこで、心の奥にある「何か」が共鳴するような経験をしました。
会場にひろがる歌声とピアノとギターの音色に身体が反応して涙が湧いてきたのです。それを「感動」とひとくくりで表現してしまうのはもったいなくて、一生懸命に言葉を探すのですが、しっくりくる言葉が見つからない。
そんな時に、サティシュ・クマールの本『エレガント・シンプリシティ』に答えがあるような気がして、久々に本を開いてみました。目次には「アーティストたちの社会」という章がありました。この章に答えがあるような気がして読み進めると…ありました!しっくりくる言葉が!
「そうそう、これが言いたかったの、サティシュ!!」と、思わず声に出てしまった喜びを、サティシュを知っているナマケモノの皆さんに共有したいな~と思い、久々に筆をとりました。
今日、皆さんに届けたい『エレガント・シンプリシティ』第3章の一節はこちらです。
「先住民のアートとは、技能とあたたかい関心とが結びついて生まれる。
『愛をこめてつくる』とは、素材と作業過程に身を委ねること。自分自身をあけ渡すのだ。(中略)
アートとはほんらい、祝福の表現なのだ。
それは、生きていることを、コミュニティを、文化を、そして自然を祝う。」
コンサートで受け取った響きは、まさしくアーティスト3人の「祝福の表現」だったのです。
アーティストが歌声に、そして音色にのせて自分自身をあけ渡してくれた。
私の奥底にある魂がその温もりに触れ、祝福を受け取った喜びとして涙があふれたのです。歌声や音色に込められたアーティストの「愛」は、会場にあふれていました。
このコンサートタイトルの「たまふる」は、「『魂がふるえるような喜び』に向かって歩いていきたい」という深い願いからつけられたそうです。
芸術の秋。ナマケモノの皆さんが、芸術に触れ魂がふるえた、という経験があったら聞いてみたいな~と思っています。この場で共有されたらうれしいです。
最後に、この3人のコンサートは来年も同時期に開催されるそうなので、魂をふるわせたい!と思った方がいたら、ぜひご一緒しませんか。魂がふるえる経験を共にわかち合える「つながり」があるって、エレガントな人生だな~と思っています。
人と、この場と、コミュニティとのつながりに感謝。
#たまふるコンサート
おわり
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