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執筆者の写真ナマケモノ事務局

【6/27レポート】神奈川・逗子の海で、子どもたちと「とびうお」になって遊ぶ!



岐阜の郡上八幡、石徹白での4日間の滞在で、人の心の温かさ、自然への畏敬と恩恵に感謝し、丁寧に暮らしを紡ぐ人々の営みに心を打たれながら、浜松へ。プライベートな時間を過ごしたあと、6月27日、大好きな友人で環境アクティビスト、小野寺愛さんが待つ神奈川・逗子へ。


以前、パチャ、ヤニが参加した、逗子の子どもたちの海での遊び学び時間「とびうおクラブ」にお招きいただきました!前回の来日を覚えてくれている子、はじめましての子・・・、みんな海に入ればすぐお友達。パチャ姉さん、ヤニ兄さんはたちまち人気者です。鬼ごっこをしたり、ちょっとしたゲームをしたりして、心地よい時間を過ごしたあとは、自然に海辺でサンセットライブ。100名くらいの子ども、保護者たちを前に、裸足で、波と浜風をバックに歌う3人はとても美しく、しなやかで、自然にとけこんでいました。逗子の生命地域(バイオリージョン)に抱かれてのすてきな時間を、ありがとうございました!


以下、愛さんからのパチャ、ヤニの紹介コメントがとても素敵なので、当日の写真とともに紹介させていただきます。かっこいい大人をどう増やしていくか、と愛さんはよく口にします。子どもたちにとっては、パチャとヤニがきっと「かっこいい”若い”大人」なんだろうな。(事務局)


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私は残念ながら明日の新横浜のイベントには参加することができないのだけど、今晩、地元逗子の子どもたちと一緒に、大好きな海で、アンニャ、パチャ、ヤニを迎える予定です。

(20年来の友人アンニャの子、パチャのことは3歳の頃から知っているから、眩しいくらいに素敵な20代となって世界中で活躍している彼女に出会い、地元の子どもたちにつなぐのは、いつも心震えます)

エクアドルの熱帯雨林生まれ&オーストラリアのバイロンベイ育ち、プロサーファーでモデルのパチャ。前回(7-8年前)の来日時に子どもたちに残してくれた言葉、以下に再掲しておきます。

「私は小さいときから踊ることが大好きでした。オーストラリアでサーフィンに出会い、いつか自分でお金を貯めて自分のサーフボードを買うんだと思ったとき、大好きなダンスとサーフィンを繋ごうってひらめいたの。

 それで、地元で行われていたサーフィン大会の会場に出かけていって、”お願いです。私はサーフボードが買いたいので、カンパしてください” と買いた看板と帽子を置いて、ダンスを踊って小銭稼ぎをしていました。

 するとなんと・・・ 大会に出ていたプロサーファーのローラ・エネバーが “あなたの勇気に感激したわ。頑張りなさい” って言って、彼女のボードをその場でくれたの!

 いただいたボードは、今思えばまったく初心者向きじゃなくて、乗るのが難しいものだった。でも、乗れるようになろうと、毎日毎日練習した。一度も諦めなかった。朝6時から8時と、毎日の放課後に海で練習。もっとうまくなりたい、もっともっとと、毎日海に出かけたの。

 あれから何年も経ち、 私は今では大好きなサーフィンで世界中を旅している。ビラボンチームにサポートしてもらっていることで、友達と一緒に、素晴らしい波、素晴らしい自然を巡る旅ができている。これって、夢のようなこと!

 1枚の板をようやくゲットしたあの日に、今の自分は想像できていなかったな。人生って、クレイジー!どんなに無謀と思えることでも、自分が心から大好きなことがあって、そこに100%の情熱と努力を注ぐことができれば、どんな夢だって叶う。それが証明できたって思っています」

「私のサーフィンの相棒は、いつだって弟のヤニだった。朝6時の朝練も、放課後も、いつもヤニと一緒に海に入っていました。

 ヤニは私よりずっと静かで、ものごとを穏やかに捉える人。まだ私たちが小さかった頃、ヤニはまだ5歳か6歳くらいだったかな。サーフィンをしたあとで、ヤニは浜に座って静かに海を眺めていた。そして、言ったの。

 “いま僕は、自分の中に海があるのを感じてるよ” って。

 わあ、なんてすごい気づきなんだろうって思った。そして私も感じるようになりました。自然の中にいると、森でも、海でも、すべてがひとつだって思えてくる瞬間がある」

「今日ここに来てくれた子どもたちが日常的に海に入っているのは、本当に素晴らしいこと。情報に溢れ、やらなくちゃいけなことだらけの忙しい毎日の中で、自然は、一瞬立ち止まるチャンスを与えてくれるから。

 自然の中にいると、自然と呼吸が深くなるでしょう? 海に入り、立ち止まると、見えてくる。私たちはみんな、大昔に海からきたことを思い出せる。すべての命は、何億年も昔、海で生まれた。みんな同じ地球で生まれた。元をたどればみんな同じ、一つの命。

 その繋がりに感謝していると、この素晴らしい自然を守らなくちゃ、楽しまなくちゃ、同じ海を自分より若い世代に、そしてそのまた次の世代に手渡さなくちゃって思うんです」

「大きい波に乗るのが怖くないかって?

 実はね、波が大きくて、水が深い場所ほど、楽しくて楽しくて、ワクワクしてきちゃうの。

 海は先生だから、いつも敬意を持って接していたいと思ってはいるのだけど、おっきい波に巻かれていると、もう楽しくて楽しくて、笑みがこぼれちゃう。

 大きい波の向こう側に出ようと、ぐっと波の下に入り込んで水底を泳ぐのは、爽快。深い水の中を泳いでいるときに、こんなことを思います。

 遠い沖のどこかで風が起こり、小さな波紋が作られる。波紋がいつしか雄大なうねりを作り、うねりが陸に押し寄せて、浜にぶつかって波になる。波は浜に打ち寄せたら、消えてなくなる。こんな壮大なエネルギーの旅があるなんて、クレイジーじゃない?しかもその中に自分も溶け込んでいられるなんて。生きるって、ほんと面白い!

 海の中が怖いと思うのは、OKだと思う。でも、パニックしないことが大事。騒いだり、緊張していれば、波に打ちのめされる可能性が高くなる。

     海は、誰よりも信頼できる先生。水の中ではリラックスして、すべてを受け入れて、ゆるーく力を抜いていられるのがいい。そうすると、いろんなことが見えてくるよ」


(小野寺愛さんのフェイスブック投稿より)







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