フェアトレード月間の5月、そして、6月に全世界で展開される「ローカリゼーションデイ」への一連として、ナマケモノ倶楽部では、ハチドリコーヒーのふるさとのひとつ、エクアドル・インタグ地域のコーヒー生産者に向けた「連帯メッセージ」を募集します!
・募集期間:6月15日(火)まで
・投稿フォーム:こちら
*お送りいただいたメッセージは、エクアドルのインタグコーヒー生産者協会(AACRI)にスペイン語に訳してお渡しするとともに、メッセージの一部をナマケモノ倶楽部のSNSを通じて日本語で紹介させていただきます。
>>関連企画:エクアドル・オンライン!
5/22(土)18時~ カフェスロー20周年記念イベント内で、和田彩子さんがコーヒー生産者のメッセージを紹介
5/29(土)20時~ カルロス・ソリージャさんライブトーク「「自然の権利」から鉱山開発を考える」
◎ナマケモノ倶楽部とエクアドル
ナマケモノ倶楽部設立のきっかけとなった南米エクアドル・インタグ地方。1990年代にこの地域に起きた鉱山開発計画の脅威に地域住民がたちあがり「美しい森や川を孫の世代まで残したい」と、有機コーヒーのフェアトレード事業がスタートしたところでした。
1999年2月、森林保護キャンペーナーとして現地に暮らしていたアンニャ・ライトさんの案内で、文化人類学者の辻信一さんや明治学院大学の学生と現地を訪れたウインドファーム代表の中村隆市さんは「インタグコーヒーを輸入し、日本で販売することで皆さんの活動を応援します」と約束、辻さん、アンニャとともに1999年7月、環境=文化NGOナマケモノ倶楽部を設立します。
「ナマケモノになろう」を合言葉に、コーヒーや自然染色の雑貨のフェアトレード運動、鉱山開発反対運動を展開する中で、4つのソーシャルビジネス(うち3つはインタグのコーヒーを扱う)が誕生。さらに2007年には「ハチドリコーヒー」をウインドファームと協同で企画、森をまもり、育てるコーヒーとしてファンを増やしています。
>>Webショップでハチドリコーヒー をみる
◎「インタグ・モデル」というローカリゼーション事例
外から持ち込まれた「開発」問題に対し、地域住民がコミュニティをつくって、自分たちの「ほしい未来」を討議し、国際的なサポートも呼びかけながら声をあげていく。22年目をむかえるナマケモノ倶楽部にとって、エクアドル・インタグモデルは「ローカリゼーション」の事例そのものです。
>>2017年「しあわせの経済」フォーラムに登壇したAACRI代表フランクリン・ヴァカさん
発展には2つの視点があると思っていて。ひとつは、経済的な成長という意味の発展。まさに鉱山開発がもたらす利益だと思います。
もうひとつは農民として、先祖代々、受け継いできた農地や自然環境、土壌を守りながら発展するという視点です。それは持続可能な社会に向けて発展していくことを意味しています。私たちは、農業という食べ物をつくる文化であったり、農業を行うために必要な水を未来に継いでいくことこそが発展だと考えています。
一番大切なことは、すべての命を大事にすること。それは経済うんぬんの、もっと向こう側にあるものなんです。だから、自然を破壊して得られる一時的な利益は必要ないんです。
インタグ地方はフルーツも珈琲もなんでも美味しい。そして、山々も木々も本当に美しいんです。難しいことを考えるより、まずは美味しい! を味わってみてください。そして、ぜひエクアドルに足を運んで、自然の美しさを、大地に寄り添うとはどんなことなのかを感じにきてください。
(記事本文より)
Love Letter for Intag♡
「森の守り人」エクアドル、インタグの
コーヒー生産者たちにラブレターを送ろう!
・投稿フォーム:こちら
・募集期間:6月15日(火)まで
*お送りいただいたメッセージは、エクアドルのインタグコーヒー生産者協会(AACRI)にスペイン語に訳してお渡しするとともに、メッセージの一部をナマケモノ倶楽部のSNSを通じて日本語で紹介させていただきます。
本プロジェクトは、ナマケモノ倶楽部、カフェスロー、スロー、スローウォーターカフェ、ウインドファーム協同で取り組んでいます。
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