こんにちは、矢野宏和です。
人生の様々な局面で、何度も読み返される。
そんな本との出会いは、何回ぐらいが適当なのでしょう?
多ければいいってわけではないと思いますが、
迷い、悩み、進めなくなった時
その苦しみから逃れるための、
立ち直るための、立ち返る場所となる本。
それは人生を支えてくれる貴重な財産ですね。
何度も読んでいるはずなのに、
事あるごとに、その本を手にとって読み直す。
そして、その本に書いてあることを、
何も理解できていなかったことに気づく。
サッカーコーチである私にとってのそれは、
デンマークサッカー協会の10か条であり、
それを教えてくれた池上正さんの著書。
「伸ばしたいなら離れなさい
サッカーで考える子どもに育てる11の魔法」
そこで一番大切なこととして位置づけられていること。
それは、子どもの人権なのでした。
年々、子どもたちとの関わり方が難しくなる。
分からなくなる。そして苦しくなると、
私はこの本に立ち返る。
忘れていたことを思い出し、そしてまた現場に戻る。
それを繰り返すことで、子どもの人権を大切にする
ということを、日々の営みのなかに、
自らの心身のなかへと、落とし込んでいく。
ときに、それは辛い繰り返しだ。
子どもの人権を大切にできない、自分の中にある
魔物と向き合わなければならない。
ふと、勝手な思いつきを抱く。
サッカーコーチと市議会議員の間には、
何かしら共通点があるのかもしれないと。
自ら理想をもって、それになろうとするところ。
それを認めてくれる子どもたち、市民がいなければ
何もできないところ。そして、向き合い続けるその
間のなかに、しあわせを見出していくこと。
いやそれは、サッカーコーチや市議会議員に限った
ことではないだろう。
あえて市議会議員と書いたのは、我らがふじいもんが
8年にわたる実践を終え、その歩みをこれから執筆しよう
としているからだ。
その実践を重ねたなかで、ふじいもんは
どんな本を手にして、どんな場所に立ち返りながら
進んできたのだろう。
そんな想いを誰にも言わず、
ひっそりと心に秘めつつ(言ってるやんか)
執筆を楽しみにしています
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