「レイジーマン・ファーム」(ナマケモノ農場)では、カレン民族の伝統に倣いながら、コーヒーや在来米、野菜を育てています。今年は収穫前の田んぼに台風が直撃し、大変な思いをしました。 より新しいもの、より早いものへと人々の関心が向く時代ですが、私たちはナマケモノのように、急がず、競わず、本当に大切なものを見極める目を持ち続けたいと思っています。地球を長持ちさせるために、スロー・ダウンしましょう。パガニョー(カレンの言葉で「人間」の意味)に伝わる歌をみなさんにご紹介します。
Haw Khoo(ホーコー:大地の涙)
人間が、初めて母なる大地に招かれた時、 私たちはみな家族であり、親戚どうしだった
時が経つにつれ、土地は狭くなり、人の数は増えた 争いや戦いは、自分がどこの何者であるかを忘れさせた 母なる大地は涙した
貪欲や権力は、恐怖を乗り越える勇気を私たちから奪い取った 母なる大地は涙した
兄弟姉妹たちよ、新たな旅に出かける時が来た ロウソクの灯りと食べ物は慈悲の心 先人の智慧のもと、心をひとつにし、 母なる大地の涙をそっと拭おう
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