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辻信一
2020年7月16日
パレスチナへの旅を振り返って(その3) 辻 信一
壁を作ることによって、作った側の彼らに壁の向こう側が見えなくなっちゃう。「いのちが危ない」という看板を立ててしまうと、もうその向こう側の現実を想像するような想像力も枯渇していく。そういう無知、無気力、無関心が、壁のこちら側にかえって生み出されてしまうのではないか。
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辻信一
2020年7月14日
パレスチナへの旅を振り返って(その2) 辻信一
当たり前のことなんだけど、行ってみて、壁には両面があるんだってことに気づかされたんです。イスラエル支配地域の側はただの灰色の壁なんだけど、パレスチナ側にはグラフィティから壁画までいろんな表現があって、まるで壁がキャンバスです。
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辻信一
2020年7月13日
パレスチナへの旅を振り返って 辻信一
壁とは何か。何かと何かの境界を示すものですね。さっき「雑」の一つの意味が「境界」だとぼくは言ったけど、実は、壁というものこそ「雑」としての境界を否定するものなんですね。それまであった「あいだ」、どっちつかずの曖昧な領域を壊して、ここまでがA、ここからがBと分割する。まさに分離壁
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辻信一
2020年7月9日
ドリアン助川の言葉 『常世の舟を漕ぎて』を読んで
先週末以来、猛威をふるう暴風雨。その最前線に立たされているのは熊本だ。その初日、水俣が最多の降雨量を記録しているのを聞いて緒方正人のことを思った。夜になって、彼の住む地域にも土砂崩れが起こっているというニュースに接して、いよいよ心配になった。迷惑は承知の上で、翌朝、電話して...
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